ホンダから、フェラーリをも超えるNSXが登場!!
ホンダスポーツの象徴的なグレード「タイプR」をベースとしている。
さて、問題のベース車輌との違いというと、写真を見ておわかりいただけるように、派手なエアロパーツ(カーボン製のフロントバンパー、サイドエアインテーク、リヤバンパー、トランクサブスポイラー、リヤハッチガーニッシュの5つ)を装着。
これが、大きな違いというか、違いはこれしかない。
では、なぜこのクルマがフェラーリの何処を超えるのか?
なんと価格が
5,000万円!!
マジですか?マジなんです。
ベースのタイプRは12,554,850円
5点のエアロパーツ付けただけで約3,750万円のアップ!!
首都圏でも家が買えます。
ホントに驚くのは、これがコンセプトカーとかではなく、キチンと市販され、ホンダのボッタクリにも思えるこの価格で、ホンダに儲けが無いといわれること。
実は、このNSXタイプR-GTは、GTカーレースのホモロゲーションを取得するためにたった5台だけ造られるモデル。
NSXが出場しているGTレースの規定で、参加車両は5台以上の市販車を造ったという実績がないとレースにエントリーできない。
GTレースでは、最高速を稼ぐために、長いフロントノーズとリヤディフューザーが欲しいし、ミッドシップエンジンに効率よく空気を送り込むためのエアダクトも欲しい。それらを付けるには、ボディサイズも異なってくる。
これらをレースで使うには、最初から装備した市販車が必要となる。
つまり、この「NSXタイプR‐GT」は、別にホンダが売りたくて造ったワケではなく、レースにエントリーする為に5台だけ市販されるというクルマ!!
5台分のエアロパーツのために、GTレースの為に真剣に開発し、型を起こし製造するのだから、製品代だけでなく、開発コストや製造コスト(5台分なら手作りなんでしょうね。製造コストも半端じゃないでしょう)なども価格に反映されている。
ホンダに儲けが無いといわれるのも解る気がしますが、ではいったいどんな人が買うんでしょうか?